スーツケースの「これってどういうこと?」よくある質問をQ&Aでご紹介!
スーツケースを購入したり、実際に使ったりしていると、「これってなぜ?」「壊れているのかな?」と疑問に思うことはありませんか?スーツケースには、普段あまり馴染みのない機能や仕様も多く、初めて使う方には少し分かりにくいこともあります。
そこで今回は、スーツケースを販売している当店でもよくいただくご質問を、Q&A形式でご紹介します。スーツケース選びの際はもちろん、お手元のスーツケースを確認するときにも、ぜひ参考にしてみてください。
Q1. スーツケースに表示されているサイズは「外寸」と「内寸」のどちらですか?
A. 基本的には、キャスターやハンドルなどを含めた「総外寸」が表示されています。

スーツケースの商品ページやタグなどに記載されている「○○cm」というサイズは、基本的にスーツケース本体だけではなく、キャスターやハンドルなどの突起部分を含めた外側のサイズを表示しているものが多くなっています。
これは、飛行機にスーツケースを預ける際など、航空会社が定めているサイズ規定が「スーツケースの外側の大きさ」を基準としているためです。そのため、「スーツケース本体は規定内だから大丈夫」と思っていても、キャスターやハンドルを含めると規定サイズを超えてしまう場合があります。
飛行機を利用する予定がある場合は、本体のサイズだけではなく、キャスターやハンドルを含めた総外寸を確認することが大切です。
※航空会社によって規定が異なる場合がありますので、ご利用の航空会社の最新の規定もあわせてご確認ください。
Q2. スーツケースに鍵穴があるのに、鍵が付属していません。どうしてですか?
A. TSロック(旧TSAロック)を搭載したスーツケースだからです。
スーツケースを見ていると、ダイヤルの横などに「鍵穴」が付いていることがあります。
「鍵穴があるのだから、鍵が付いているはずでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、TSロックの場合、鍵穴があってもお客様用の鍵は付属していません。
そもそも「TSAロック」という名前を聞いたことがある方も多いと思いますが、現在は「TSロック(Travel Sentry® Approved Lock)」という名称が主に使われています。
以前は主にアメリカの空港で使用されていたことから「TSAロック」と呼ばれていましたが、現在では世界各国の空港で採用される保安システムとなったため、「TSロック」へと名称が変更されました。
なお、スーツケースによっては現在も商品名や説明書などに「TSAロック」と表記されている場合があります。
名称が異なるだけで、ロックの基本的な仕組みや機能が変わったわけではありません。以前から使用されているTSAロックは、引き続き使用することができます。
「鍵穴は何のためにあるの?」

TSロックには、ダイヤルのほかに鍵穴が付いているものがあります。
この鍵穴は、お客様が使用するためのものではなく、空港などで保安検査を行う係員が専用のツールを使って開錠するためのものです。
海外へ旅行する際、預けた手荷物が保安検査の対象となることがあります。
その際、TSロックに対応したスーツケースであれば、保安検査員が 専用キーを使ってロックを開錠し、中身を確認することができます。
そのため、お客様はスーツケースを預ける際に、ご自身で設定したダイヤル番号を使って施錠・開錠します。
つまり、
お客様 → ダイヤル番号で施錠・開錠
保安検査員 → 専用キーを使って必要に応じて開錠
という仕組みになっています。
そのため、
「鍵穴があるのに鍵が入っていない」
「購入したのに鍵が見当たらない」
という場合でも、TSロック搭載の商品であれば、鍵の入れ忘れや商品の不具合とは限りませんのでご安心ください。
TSロックを使用するときの注意点
TSロックのダイヤル式タイプは、設定した暗証番号を使って開錠します。
購入後は、付属の説明書などを確認して暗証番号を設定し、設定した番号を忘れないようにしておきましょう。
また、海外旅行の際は、渡航先や利用する航空会社によって対応が異なる場合があります。日本から出国する際にも、航空会社によってはTSロック搭載のスーツケースでも「ロックを解除した状態で預ける」よう求められる場合がありますので、旅行前に利用する航空会社や渡航先の最新情報を確認しておくと安心です。
Q3. スーツケースの内側にあるファスナーが裏返しで、つまみがありません。壊れているのでしょうか?
A. メンテナンス用のファスナーなので、基本的には不具合ではありません。
スーツケースの内側、特に底面などを見ていると、「ファスナーが付いているけれど、つまみがない」「ファスナーが裏返しになっている」ということがあります。
一見すると「ファスナーが壊れているのでは?」と思ってしまいますが、これはメンテナンス用のファスナーである場合があります。

スーツケースの内部には、キャスターやハンドルなどの部品が取り付けられており、修理やメンテナンスを行う際に内部へアクセスする必要があります。
その際に使用するのが、このメンテナンス用ファスナーです。
普段のお客様の使用を想定した収納用のファスナーではないため、通常は開閉する必要がありません。
そのため、
「つまみがない」
「ファスナーが裏返しになっている」
「普段使うファスナーとは違う」
といった状態でも、仕様である可能性があります。
無理に開けたり、ファスナーを引っ張ったりせず、そのまま使用してください。
スーツケースには「知らないと分かりにくい」機能がいっぱい!
今回ご紹介したように、スーツケースには一見すると「どうしてこうなっているの?」と思うような仕様があります。
しかし、その多くは航空機への預け入れや安全性、修理・メンテナンスなどを考えて設計されたものです。
スーツケースを選ぶ際には、デザインや容量だけでなく、こうした機能や仕様にも注目してみると、より安心してお使いいただけます。
